小さな会社のための売上向上、事業再生のコンサルティング

株式会社あおい総合研究所

funsグループ

業績アップの秘訣 経営のお悩み解決のヒントを無料で公開中

ホーム > 業績アップの秘訣 > 売上アップの秘訣 > 値上げが利益に与える影響とは

値上げが利益に与える影響とは

2013.04.14 更新


このブログは「人気ブログランキング」のマーケティング・経営部門に登録しています。

 

現在、5位~15位くらいを行ったり来たりです。

 

 このバナーをポチっとすると皆さんから一票が入り、

その票数により順位が上下する仕組みですので、何卒ご協力お願いします。


人気ブログランキングへ

 

 

前回、「安売りが利益に与える影響とは」というテーマで記事を書きました。

 

今回は逆に値上げした場合の、利益への影響をお伝えします。

 

また数字がたくさん出てくるので大変かと思いますが、頑張ってください。

 

 

◆値上げと粗利の関係

例で考えてみましょう。

 

単価が100円の商品があります。

原価が40円だとしましょう。

 

商品一個の粗利は60円です。

 

通常、これが100個売れるとします。

 

 

そうすると、

売上は100円×100個=10,000円です。

粗利は、60円×100個=6,000円です。

 

これが通常の価格だとします。

 

「値下げの影響」の記事で紹介した例と同じです。

 

 

ここで、20%値上げして販売するとしましょう。

 

そうすると、商品の販売価格は120円です。

値上げをして販売価格を上げても、原価は変わらないので40円です。

 

そうすると商品一つあたりの粗利は80円ですね。

 

もし値上げをしても販売数が変わらず100個だったとすると、

 

売上は120円×100個=12,000円です。

粗利は80円×100個=8,000円です。

 

このケースでは、20%値上げすると、

 

売上は10,000円から12,000円へ20%増

 

粗利は6,000円から8,000円へ33%増えました。

 

 

◆値上げをした場合、どれだけ販売数が減っても元の粗利を確保できるか?

もちろん、値上げをして元の販売数と同じだけ売れる、というのはあまり期待できないでしょう。

※値上げにより価値を感じてもらえることで販売数が増えることも無くは無いですが、
基本的には販売数は減ります。

 

では、販売数がどこまで落ちると、元の粗利を確保できなくなるでしょうか?

 

売値を120円にした場合の粗利は80円なので、次の式になります。

 

80円(一個あたり粗利) × X個 = 6,000円(以前の総粗利)

 

X = 75

 

75個販売できれば、以前の粗利を確保できるということです。

 

つまり、100円から120円に20%値上げをした場合、
もともと100個売れていたものが75個以上売れれば、利益としては減らないということです。

 

ちなみにこの場合の「売上」は

 

120円 × 75個 =9,000円

 

なので、売上としては10,000円→9,000円と落ちています。

 

しかし、粗利は変わりません。

重要なのは売上ではなく粗利ですから、売上だけを見て

「やっぱり値上げにより売上が落ちた!値上げしては駄目なんだ!」

と思わないようにしてください。

 

 

◆最終的な利益は大きく変わる

さらに、今のケースでは、

 

100円で販売した時の粗利 = 6,000円

120円で販売した時の粗利 = 6,000円

 

と、同じ粗利です。

だから、最終的な利益も同じと考えがちですが、そうではありません。

 

最終的な利益は、この粗利からさまざまな経費を引いて計算するわけです。

 

例えば、人件費、家賃、光熱費、消耗品など。

 

今回値上げしたことにより販売数が減りますから、当然これらのコストも下がっているわけです。

 

そうすると、粗利は同じでも、最終的に手元に残る利益は、
値上げした場合のほうが大きくなるということです。

 

◆お客の質も変わる

さらに、値上げしても残ってくれるお客というのは、値段だけであなたを選んでいない可能性が高いでしょう。

値段以外の価値をあなたに感じてくれているということです。

 

基本的に、それはあなたにとって「良いお客さん」ということになりますね。

 

 

そして、お客が減った分、既存のお客のフォローにまわす労力が増えますから、
既存客の満足度はますます上がります。

 

また、良いお客が紹介してくれるお客というのは、
同じ属性の人が多いでしょうから、やはり良いお客であることが多いです。

 

このように、あなたのビジネスにとって良いサイクルが始まります。

 

 

◆新規集客はその後にしましょう

もちろん、お客が減ったこと自体は必ずしも良いこととは言えません。

 お客は何らかの理由で必ず減っていきますから、そのまま減るに任せていては0になってしまいます。

 

だから、集客する必要はあります。

 

 

しかし、値上げによりある程度利益は確保でき、「良いお客」というものと付き合えているのですから、
今後の集客においても同じように付き合いたいお客を選ぶ余裕があるはずです。

 

同じようなお客と付き合えていれば、利益は確保でき、お客にも良いサービスを提供でき、
余裕のある経営ができるということになりますね。

 

 

いかがでしょうか?

 

もちろん、今のは数字上のシミュレーションですから、必ずこうなる、というわけではありません。

 

それに、

「安売り」を絶対にダメ、というつもりもありません。

 

もしあなたがビジネスにおいて、

 

「私の使命は、お客さんに安くて良いものを提供することだ。
安くすることが、何より大事なんだ」

 

と考えているのであれば、それを否定するつもりは全くありません。

 

それはあなたの価値観であり、尊重されるべきものだと思います。

 

 

ただ、もしあなたが今、

 

「忙しいわりに儲からない、それでいてお客からの要望に応えるのが大変だ・・」

 

と悩んでいるのであれば、値上げも視野に入れるべきでしょう。

 

「値上げなど無理!」

ではなく、

「値上げしたらどうなるか?

どうすれば値上げできるか?」

を考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 もっと集客に役立つ情報が欲しい方はこちら

 


業績アップの秘訣をチェックする便利な方法

  • お気に入りブックマーク
  • Twitter
  • RSSリーダー
道場 明彦
道場 明彦
株式会社
あおい総合研究所
代表取締役
保有資格
司法書士/行政書士/事業再生士補/2級FP技能士 他
経歴
司法書士として4年間で600人以上の借金問題の解決のサポートに携わる。 その後会計事務所スタッフとして、2年間で50社程度の税務、会計、経営相談業務を行う。 売上向上、事業再生コンサルティング会社あおい総合研究所を設立し、代表取締役就任。
趣味
バンド活動
好きな食べ物
蕎麦
ブログ
代表日記

人気の記事

ページ上部へ

Copyright (C) 2013 株式会社あおい総合研究所, All Rights Reserved.