下取りを活用した集客法
2014.09.24 更新
売上アップ、集客のアイディアをご紹介します。
「下取り・買い取り」についてです。
お客が不要になったものを下取りする代わりに、あなたのお店で使える金券、クーポン等と交換してあげる方法です。
大きく成功した事例としては、小田急百貨店が婦人靴の下取りキャンペーンを行い、売上を2倍にしたという例があります。
他にも、お茶屋が「飲まない茶葉を1グラム〇円で下取ります」というサービスを行い、売上を伸ばしたというユニークな事例があります。
◆下取りに集客効果がある理由
なぜ下取りをすると集客・売上アップ効果があるのでしょうか?
このサービスによりお客が来店するのは、次のような心理によるものです。
1.お客が、不要なものを少しでもお金に換えられるというメリットを感じる
2.まだ使えるのでこれまで捨てられなかったものでも、この機に引き取ってもらおうという動機になる
3.不要なものを保管するスペースが空くので、新しく買おうというつもりになる
そうやって来店してもらえれば、何がしかの購入につながりますし、クーポンや金券をもらえばそれを使おうという気になるでしょう。
チラシ、ホームページなどで「売り込み」するのではなく、「下取り」を告知することで、これまでとは違った集客効果が見込めます。
結果、集客、売上アップ効果があるということです。
◆損しないのか?
下取りをするお店としては、損しないのでしょうか?
もちろん、リサイクルショップ・中古屋のように下取りした物をまた別の形で販売できれば利益も出ますが、そのような業種でなければそううまくはいきません。
この場合、下取りの対価として渡すクーポンは、「割引のサービス」だと考えましょう。
単純な割引と、わざわざ下取りをすることの差はどこにあるのでしょうか?
それは、
「単に割引を宣伝しても、お客の心は動かない」
ということです。
今は消費者も割引、値引きに慣れています。
チラシで10%引きです!と宣伝しても、効果が薄いのです。
下取りという形を取ることで、単純な割引とは違う効果がある、ということです。
※あくまで自店で使えるクーポンを渡してください。
転売できないのなら、買い取りという形でお金を払うのはリスキーです。
もちろん下取りした物の廃棄やその後の手間などもありますから、そのあたりも考慮して下取り価格を決めましょう。
◆さらに効果を高めるために
下取りしたものは、例えば
洋服であれば「発展途上国に送ります」
廃棄するようなものであれば「リサイクルして、再利用します」
といったようにお客の善意に呼びかけると、さらに効果が高まります。
ただの割引では集客できない、という方は試してみてください。
もっと集客・売上アップの方法を知りたい方はこちら