超零細製造業がホームページを活用したった800円で受注に成功した事例
2013.09.20 更新
私のクライアントの事例を紹介します。
その方は、従業員0、一人で事業をやっている製造業の経営者です。
必要に応じて外注を使いますが、まあ超・零細です。
詳しくはお伝えできませんが、電気関係の部品の設計・製造です。
リーマンショックの影響を受け、売上が恐ろしく落ちていました。
一番良かった頃の数分の一、というレベルです。
とっくに廃業してもおかしくない状況なのですが、お話を聞くと技術やノウハウがあるようなので、ご支援をしました。
◆集客できるWEBサイトを作る
色々な方法で売上アップを目指すのですが、まず取り組んだのはWEBサイト作りです。
これまで持っていたのは会社案内的なサイトのみだったので、当然引き合いはありません。
これを、集客できるサイトにする必要がありました。
打ち合わせを重ね、サイト制作。
そして、アップ。
一週間で問い合わせが入り、見積もり、受注となりました。
相手はそこそこ大きな会社さんで、優良な取引先となるでしょう。
ちなみに、サイトをアップしてPPC広告を利用したのですが、かけたコストは約800円。
800円で、数十万以上の売上になる見通しです
(今後の付き合いによっては、当然その数十倍になります)。
では、そんな成果を出したサイトは、さぞ手がかかっていて、立派なサイトなのかと言うと・・?
実は私がちゃちゃっと作った、たった1ページのサイトなのです。
ろくにデザインもありませんし、何ページにもわたり沢山の情報が詰まっているサイト、でもありません。
正直、素人の方が作っても、もっと立派なサイトができる、そんなレベルです。
しかも、実はまだテスト段階なのです。
とりあえず外面は作ったのでアップして、これからどんどん中身を充実させていこう、と思っているサイトです。
にもかかわらず、引き合いはありました。
なぜしょうか?
◆集客できるサイトに必要なこと
実は、情報量やデザインは不足しているものの、打ち合わせだけは時間をかけました。
打ち合わせで何をしたかというと、以下のようなことを徹底的にヒアリングしました。
・クライアント(私のお客さん)にはどんな技術や、強みがあるか
・今まで、クライアントにはどんなお客さんがいたか
・そのお客さんは、クライアントのどのような部分を評価してくれていたか
・そのお客さんは、どのような悩みを抱えていたか
・もっとも付き合っていきたいお客さん像は?
・そのお客さんに、何を提供できるか
などなど。
このようなことを聞き出し、ターゲットとするお客像を決め、そのお客さんが求めるであろう技術・サービスを打ち出したサイトにしました。
その結果、わずか一週間で引き合いがあった、ということです。
ちなみに、ヒアリングの過程で、クライアントは自分の技術やノウハウがずば抜けているとか、他にはない強みがある、とは考えていないようでした。
「他の競合相手もできる事だし・・」
とも仰っていました。
確かに、実際唯一無二の技術かというと、そうでは無いと思います(この分野の知識は私は無いのでわかりませんが)。
が、それはお客さんが決めることです。
あなたの技術を求めている人がいて、そこにあなたの存在を届けることができれば、引き合いにはなるのです。
◆濃いアクセスを集めるために
たしかに、そのサイトにアクセスしてくる人は少ないです。
今のところ、一日数件程度です。
が、アクセス数は少なくても、1アクセスが濃いのでしょう。
あなたの技術を求めている人が、アクセスしてくる。
なので、成約に結び付きやすいのです。
成約にならないアクセスがいくらあっても、それは広告費の無駄です。
重要なのは、成約になるアクセスを集めること。
そのためには、ターゲットとなるお客をしっかり絞り、そのお客が反応するサイトにする、ということです。
ちなみに私のクライアントは京都の方。
問い合わせがあったのは神奈川の会社。
極めて低コストで日本全国対応できるのは、やはりインターネットの大きな力です。
いかがでしょうか?
「製造業、BtoBではWEBサイトなんて必要ない」
もしそのように考えているとしたら、非常にもったいないです。
大きな売上のチャンスを逃しているかもしれません。
なお、この記事では具体的なサイトの制作法等はお伝えできませんでした。
もし興味がある方は、以下からWEBセミナーを無料で観ることができます。
そこでは、サイトに必要な考え方、製作法等お伝えしていますので、よろしければご覧ください。
必ず、お役に立つでしょう。
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