一度でも体験してもらうことの重要性
2014.03.16 更新
先日、急に歯が痛くなり、日常生活にも支障が出るほどだったので歯医者に行くことにしました。
痛みが酷かったのが祝日だったので、祝日対応してくれる歯医者を探す必要があります。
ちなみに余談ですが今の歯医者は土日祝日も対応してくれるところが多くなっていますね。
急な痛みに苦しんでいる患者からしてみるとありがたいことです。
さて、祝日対応してくれる歯医者を探すにあたり、まず考えたことは・・
「二年前に行った歯医者が、祝日対応しているか?」
でした。
結果として、その歯医者も祝日対応しており、電話をしてみたら快く予約に応じてくれたので、結局その歯医者に行き、事なきを得ました。
さて、数多くの祝日対応してくれる歯医者の中から、その歯医者を選んだ理由は・・
「以前、行ったことがあるから」
です。
◆一度でも利用したことがあるということ
その歯医者は、二年前に数回通ったことがありますが、ずっとそこに行きつけ、ということではありません。
また、素晴らしい名医、というわけでもなく、まあきっと普通の歯医者でしょう。
治療の腕が素晴らしい、などと実感したことはありません。
むしろ少しだけ酷い目にあったことがありましたが(笑)それはまあ良いです。
にもかかわらず、私はその歯医者を選びました。
他の歯医者と比較しようとすらしませんでした。
なぜか?
それは、一度行って、どんな歯医者か知っているからです。
二年経てば色々変わっている部分はあるでしょうけれど、基本的には大きく変わりはないはず。
そして、新しい歯医者を探して、
「どんなところだろう?」
「先生は親切か?」
「痛くないだろうか?」
「予約は取れるだろうか?」
というのは非常に面倒に思ったのです。
そんな面倒なことをするなら、以前行ったところで良い、と思ったのです。
これは、非常に重要なことです。
一度でも利用したことがあると、その店(今回は歯科ですが)の敷居、ハードルはとても低くなります。
多くの人は、行ったことの無い店を利用するのをためらいます。
なぜなら、失敗したくないから。
失敗というのは、悪い商品を購入するという金銭的な痛みだったり、居心地の悪い思いや不快な思いをするという精神的な苦痛のことを指します。
私の場合も、(歯科なので)主に肉体的・精神的な苦痛を感じたくなかったので、知っているところにしたのです。
◆一度でも体験してもらう
逆に考えると、
「一度でも体験してもらえば二度目以降ぐっと来店してもらいやすくなる」
ということです。
一度目の体験はハードルが高いですが、そこを超えてしまえば二度目の来店は簡単、ということです。
ですから、いかに一度目のハードルを越えてもらうか?
を考えます。
では、どうすれば一度目のハードルを越えてもらえるでしょうか?
それは、初回に「敷居が高い」と感じる要因を取り去ることです。
例えば、料金が心配な人のために格安のお試しメニューを用意する。
どんなスタッフかわからず不安な人のために、スタッフの写真や人柄がわかるブログなどを書く。
店内の様子が分からない人のために、店内写真や動画で伝える。
などです。
こうすれば、お客が感じている不安は解消され、初回のハードルを下げることができます。
◆お客の不安を取り去ろう
あなたが思っている以上に、お客はさまざまな不安を抱えています。
その不安を先回りして解消してあげることで、集客を増やすことができるでしょう。
まずはお客に体験してもらう。
そのために、お客の不安を解消する。
試してみてください。
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