良い商品があれば売れるか?
2014.10.10 更新
さて、あなたは「売れない理由」を考えたことがあるでしょうか?
「自分の商品に魅力がない」
「どこにでもあるような商品だから売れない」
「もっと良い商品なら売れるのに・・」
このように考えていないでしょうか。
もしそう考えているなら、考えを改めましょう。
なぜなら、必ずしも「良い商品」が売れるわけではないのです。
◆「良い商品とは」?
そもそも、良い商品とは何でしょうか。
品質がとても良い?
高級な材料を使っている?
他には無い技術を使っている?
今までにないアイディアがある?
確かに、商品力が高ければ売れやすいのは確かでしょう。
では、世の中、そんなに素晴らしい商品だらけでしょうか?
そんなことはありません。
ファーストフード・・ハンバーガーや牛丼、あるいはファミレスの料理はどこよりも高い品質でしょうか?
低価格のチェーンの洋服屋の品質は日本一でしょうか?
違いますよね。
でも、売れています。
逆に、超高級ブランドの商品が一番売れている、というわけでもありません。
◆全てはお客のニーズに合うか
つまり、それぞれの価値に応じて、欲しがるお客はいるということです。
安く、早く済ませるというニーズもあれば、高級で質の高い物を求めるニーズもある。
大事なのは、お客が何を欲しがっているかを知り、お客が欲しいと思うものを提供することです。
そのためには、そもそも自分のお客は誰か?ということをはっきりさせる必要があります。
「高級料理」と「安い牛丼」を一緒に提供する店などありえないわけですから、自分はどんなお客に、どんな価値を提供するかをはっきりさせましょう。
「自分はあらゆるタイプのお客のニーズに応える」という経営者も多いですが、どのみちそれは無理です。
仮に可能でも、
「うちはあらゆるお客の、あらゆるニーズに応えます!」
というメッセージに惹かれるお客はいません。
結果として売れないということになります。
◆あなたのお客は誰か?
まず、自社のお客がどんな人達か、共通点はないか、調べてみましょう。
そして、そのお客に
「なぜうちから買ったのか?」
聞いてみましょう。
それが、あなたが提供する価値と、顧客のニーズが一致した点です。
後はあなたが提供する価値を、同じようなニーズの顧客に宣伝すれば、買ってもらえる可能性は高いです。
「良い商品」を持っていないと嘆く必要はありません。
あなたのお客が求めるものを、あなたは提供すれば良いのです。
まず自分のお客のことを知ることから始めてみましょう。
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