紙芝居屋に学ぶ「情報発信」による売上アップ
2013.11.05 更新
今はもう無いと思いますが、昔は紙芝居屋というビジネスがありましたね。
まあ私はリアルで観たことがある世代ではもちろんないのですが。
紙芝居というビジネスは、紙芝居屋さんが子供に紙芝居を観せてあげるわけですが、決して「紙芝居自体」でお金を取る、というわけではありません。
あくまで紙芝居自体は無料です。
紙芝居を観たい子供たちがお菓子を買うことで、売上を上げているわけです。
◆「無料」という戦略
「無料」で紙芝居を提供することでお客を集客し、お菓子を売ることで売上を上げる。
これは現在でも有効な、「無料戦略」「コンテンツビジネス」と言えます。
本当に売りたいものは「お菓子」ですが、単純にお菓子だけ売るのは簡単ではない。
そこで、まずは「集客」のために紙芝居というコンテンツを無料で提供して、お客を集める。
そして、集まったお客に対して商品を販売する。
数十年前から、マーケティングの本質は変わっていないという良い例では無いでしょうか。
さて、これを自分のビジネスに活かすことはできないでしょうか?
「駄菓子」という、極めて宣伝や集客が難しそうな商品でさえこのような仕組みで売れているわけです。
あなたも、ご自身のビジネスに応用できないか考えてみましょう。
◆ あなたのビジネスへの応用の仕方
まずは、単純にあなたの商品やサービスで、お客さんに伝えられる情報は無いか?を考えましょう。
「自分には、伝えられるような情報など無い」
と言わないようにしてください。
あなたがなにがしかのプロとして商品・サービスを販売している以上、必ず伝えられることはあります。
そして、その情報をどんどん無料で発信しましょう。
情報に価値を感じてくれるお客が、集まってくることでしょう。
◆情報発信により差別化が可能
なお、情報を発信する、ということは差別化という視点からも非常に重要です。
例えば、あなたがどこにでもある商品を扱っているとしましょう。
あなたの隣の店も、同じ商品を扱っています。
お客は、どういう理由であなたからその商品を購入するでしょうか?
もし違いがなければ、安い方から買うでしょう。
そうすると結局、価格競争になります。
ところが、もしあなたが日頃からお客にとって有益な情報を発信し続けていたらどうでしょうか。
「有益な情報を教えてくれるあなたから買おう」
という人がきっと多く現れるはずです。
単純に商品を並べておけば売れる、という時代は終わりました。
情報を発信する、という視点を是非持ってください。
情報の発信とは、例えばPOP。
あるいは、ニュースレター。メルマガ。ブログ。
または、今はYOUTUBEで簡単に動画も配信できます。
「情報発信」により集客、売上アップを果たす。
挑戦してみてください。
もっと集客・売上アップの方法を知りたい方はこちら