来年売上を上げるために12月にすること・・集客すべき時期とは
2012.12.11 更新
今回の記事は主に飲食店がメインの話ですが、その他の業種の方も参考になりますのでしっかりお読みください。
さて、12月は忘年会やおせち、年越しの準備などで飲食店はかなり忙しいでしょう。
ここで、
「12月は売上は上がるからひとまず安心・・」
では駄目なのです。
大抵の経営者の考え方はこうです。
・12月は放っておいてもお客が来るから宣伝する必要はない
・2月は客が少ないから、集客のために宣伝しよう
そうではないのです。
12月は、忘年会その他の理由で飲食店を利用する理由がある。ということは、今まで来たことの無い新規客があなたの店を利用する可能性がとても高いということ。
本来コストがかかる新規の集客が、極めて低コストでできるということなのです。
逆に、2月は特にイベントもなく、飲食店を利用する理由が無い。ということは、お金をかけて宣伝をしても来店してもらえる可能性も低くなります。
であれば、やるべきことは12月にごそっと新規客を集め、客足が落ちる2月に再度来店してもらえるように仕組みをつくる、ということです。
具体的には、忘年会を積極的に誘致し(事前の営業活動も必要でしょう)、来店してくれたお客の個人情報を取得する。
忘年会なのでグループで来てくれているでしょうから、たくさん情報が取得できるでしょう。
そして年明け、客足が鈍る時期にあわせてDM等でコンタクトを取り、2月に再来店してもらう。
仮に個人情報の取得が難しければ、2月に利用可能なクーポン等を渡し再来店を促しましょう。
もともとどうせお客が来ないなら、大胆にサービスしてあげても良いでしょう。
これで、12月、2月とあなたの店を利用してもらえます。そうであれば、次の3月4月の歓送迎会のお勧めもできますし、リピーターも付いてくるでしょう。
「客足が落ちる時期に集客する」
のではなく、
「集客しやすい時期に集客する」
ということを覚えておいてください。
「12月にそんなにお客が来ても、店が回らないよ」
という意見もあるでしょうけれど、ビジネスで一番大変な新規集客が容易にできるのですから、この時期には全力で集客すべきです。
それで人件費がかかっても、集まった新規客からリピーターを獲得できればすぐ回収できます。
なお、飲食店以外の経営者も、この考え方は応用できるはずです。年末とは限りません。
要は、集めやすい時期に新規客あるいは見込み客をごっそり集め、のちにリピーターにすることで利益を出す。
ご自身のビジネスで応用できないか、考えてみてください。
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