一か月でビジネスの成功を確信した事例(植木屋)
2014.06.21 更新
最近依頼を受けた植木屋さんの事例です。
別に植木屋さんにだけ当てはまることでは無いので、他のビジネスをやっているあなたも是非参考にしてください。
依頼者は、いわゆる植木屋さんです。
一人でやっていて、完全に職人です。
売上アップの方法やマーケティングなど全く分からず、WEBサイトも持っていない状況でした。
「ホームページくらいは作らないと」
と考え、あおい総研にご相談いただき、マーケティング全般を請け負うことになりました。
私がやったことは、まずテスト用のWEBサイト作りです。
私が作るWEBサイトはデザイン性とは無縁のものですが、ターゲットを決め、ターゲットの悩みにフォーカスし、そして本人の動画などを載せ安心感を演出し・・など、売れる要素を盛り込んだものです。
これでテストして上手くいけば、デザイナーに依頼してしっかり作りましょう、という流れです。
さて、WEBサイトを作っても訪れる人がいなければ何の意味もありません。
誰もアクセスしないサイトから売上が立つことなどあり得ませんから。
そして、作ってすぐのWEBサイトにアクセスしてもらうには、広告費をかけるのが一番手っ取り早いです。
この方の場合、あまり広告費に余裕もなかったので、とりあえず予算1万円でスタートしました。
その結果どうなったか?
◆一か月で成功を確信
1万円の広告費で約一か月テストしてみた結果、
「引き合い4件、成約3件、売上約14万円(粗利10万以上)」
という結果になりました。
この結果を聞いて私は早々とこの方のビジネスの成功を確信しました。
たったの売上14万円で成功?と思われる方も多いでしょう。
なぜでしょうか?
◆利益は残さず、再投資する
まず、「WEBサイトで、1万円の広告費で14万円の売上が立った」ということは、同じ広告費をかければほぼ同様の結果になることが約束されている、ということです。
WEBの特性ですが、アクセス数や成約率などはほぼ同じ数字で推移します。
今回と同じ広告費をかければ、同じようなアクセスが集まり、同じような成約率になることはほぼ確定しています。
したがって、売上も同様の数字になる、ということです。
と、いうことは、広告費を増やせば、それに応じて売上も上がることはほぼ間違いないのです。
極端な話、今回の売上14万円を、全て広告費に回してしまえば良いのです。
もちろん
「広告費14倍だから売上も14倍」
という単純な話にはなりませんが、広告費に応じて売上も上がるでしょう。
「広告費を投資すれば、リターンが約束されている」
のですから、ガンガン投資すれば良いのです。
必ず上がる株のようなものです。
まず、これが成功を確信した理由の一つです。
◆顧客リストも増え続ける
さらにもう一つの理由ですが、「注文を受けて案件をこなしていくうちに、顧客リストが増え続ける」という点です。
広告費をガンガン投資していると、売上は上がっても手元に残るお金は少なくなります。
それだけ費用を使っているわけですから。
かといって広告を止めると、売上は落ちます。
では、ずっと広告費を払い続けなければいけないでしょうか?
そんなことはありません。
注文を受けていくうちに増えた顧客リスト、ここに対してアプローチしていけば良いのです。
植木屋という仕事はリピート性がありますから、一度受注し、それで終わりではありません。
数か月後、一年後に必ずまた仕事が発生します。
ということは、
①広告費をかけ新規を受注
↓
②売上をさらに広告費に投資し、どんどん新規客を増やす(この時点では儲からない)
↓
③増えた新規客のリストに再度アプローチし、リピートしてもらう
この流れを作れば良いのです。
リピートしてもらうためのコストは、新規で集客するのにくらべれば圧倒的に少なく済みます。
ということは、ある程度顧客リストが集まれば、新規の広告を止めても、リピーターから充分に利益を得ることができる、ということです。
もちろんそこで得た利益をさらに広告費に使えば・・雪だるま式に売上が拡大していくのは理解していただけるでしょう。
◆集客さえクリアすればビジネスは安定する
ということで、この方の場合、ビジネスでもっとも難しい「新規集客」をクリアしました。
現在はリピートに繋げるための
・サンキューハガキ
・ニュースレター
などのツールを導入しているところです。
「一度受注すれば、ほっておいてもリピートしてくれる」
と考えるのは甘いですから。
リピートしてくれるための施策を打つ必要があります。
あとは、近いうちに
「案件が多すぎて一人では処理しきれない」
という事態になるでしょう。
この場合は、
・客単価を上げて、高い料金でも払ってもらえる顧客のみと付き合う
・人を雇い、組織を拡大する
などの選択肢があります。
これも、安定して集客できることが確定しているからこそ選択できるのです。
◆どのビジネスでも同じ
さて、今回は植木屋さんの例でしたが、冒頭でもお伝えしたように植木屋さん特有の話ではありません。
どのビジネスでも同じように考えることができます。
ポイントは、
・広告費を投資としてとらえることができるか?
・リピート顧客まで考えてビジネスを設計できるか?
という点です。
あなたも自分にあてはめて考えてみてください。
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