安定した売上を作るために・・売上を設計する
2013.03.31 更新
唐突ですが、あなたのビジネスの売上はどのように作られていますか?
例えば、店舗商売をしている方であれば、
「お客が来るのを待つだけ」
になっていませんか?
BtoBのビジネスであれば、
「発注が来るのを待つだけ」
になっていませんか?
そうであれば、もし、ある日突然お客が来なくなったり、注文が来なくなったらどうしますか?
リーマンショックの時は、まさにそんな状況になった会社も多かったようです。
もしまたそのような状況になったら、あなたのすることは何でしょうか。
「景気が回復するのを待つ」
だけでしょうか。
もしそれしか方法が無いと考えているならば、非常に危険です。
リーマンのような状況にはならないにせよ、毎月目先の売上に追われてビジネスをすることになります。
では、どうすれば良いのかというと・・それは、「売上の設計図を作る」ことです。
◆売上の設計図を作る
売上の設計図とは何でしょうか?
簡単にいうと、
「お客さんが来るのを待つ」
とか、
「注文が来るのを待つ」
といった偶然に頼るのではなく、仕組みとして売上が立つようにすることです。
具体例をあげてみましょう。
例えば飲食店で、単に店を開けて、お客が来るのを待っている。
これは設計図の無い例です。
逆に設計図がある例をあげてみましょう。
例えばある飲食店では、既存のお客のリスト・・つまりメールアドレスや、住所等の連絡先をもっています。
そのリストにメールやDMを送れば、必ず5%のお客が反応してくれることが分かっています。
なので、売上が欲しい場合には、そのリストにアプローチをする、という行動をとります。
ではそのリストはどうやって集めるのかというと、お店に来てくれたお客さんから情報をもらいます。
メールアドレスを登録してくれたらメニュー一品無料で提供しますよ、という特典と引き換えです。
これで、例えば来店者の20%は登録してくれる、というデータがあるとします。
ではそもそもどうやって新規のお客に来てもらうかというと、例えば近所の美容室に頼んで、自分のお店のチラシを置いてもらいます。
そのチラシを持ってくれば、無料で○○が食べられます、といった特典を付けます。
これも、何店舗にチラシを置いてもらえれば、新規のお客が何人来てくれる、ということもデータで残してあります。
これで、新規集客→リスト取得→再来店という流れができます。
しかも、効果はデータとして残してありますから、行動をする前にすでに結果が予測できている、ということになります。
今月は○円売上が足りないから○人にDMを送る、とか、新規客が○人来てくれればリストが○件増える、などが事前にわかります。
ただ単に店を開けて待っているだけ、とは大違いなのはお分かりでしょうか?
これが売上の設計図を作る、ということです。
◆あなたのビジネスの設計図
もちろん今のは飲食店の例ですし、一例に過ぎません。
他にも売上の流れはいくらでも考えられるでしょう。
重要なのは、あなたも自身のビジネスで売上の設計図を作りましょう、ということです。
設計図を作ることができれば、目先の売上に振り回されることがありません。
「今月は良いけど、来月の売上どうしよう・・」
という悩みから解放されます。
また、設計図を作れば、今後の経営戦略も立てやすくなります。
この先の売上が分かっていれば、いくら投資をしても良いか、という判断も容易にできますからね。
結果として、あなたのビジネスをどんどん拡大できる、ということです。
◆売上を作ることこそが経営者の仕事
いかがでしょうか?売上の設計図という概念、ご理解いただけたでしょうか。
生意気を言わせてもらえば、私はこれこそが経営者の仕事だと思っています。
店を開けて、来たお客の対応とバイトの管理だけすれば良い、というのは経営者ではなく店長の仕事でしょう。
チェーン店の店長だってできることです。
しかし、売上を作るのは経営者しかできません。これこそが、経営者の仕事だと思います。
是非、あなたも売上の設計図を作ってみてください。
そして、偶然に左右されずに、売上を作ってください。
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