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サービサーとの正しい付き合い方とは

2012.11.30 更新


銀行への返済が滞り、返済の交渉もうまくいかなかった。

そのような場合に、銀行から債権回収会社に債権譲渡した、という通知が来ることがあります。

債権回収会社、という字面を見て、びっくりしてしまう経営者の方も多いです。

「債権回収」という響きから、過酷な取り立てをされるのではないか、という恐怖を感じる方もいるでしょう。

 

債権回収会社、いわゆるサービサーはサラ金とは違います。

サービサーは、法務大臣の許可を得て設立する会社で、
反社会的勢力が回収を行うのを防止する目的で創設された制度です。

役員には必ず弁護士を入れる必要があるなど、違法な取立てがされないような仕組みになっています。

 

したがって、暴力的な、違法な取立てがされることは無いというのは理解してください。

 

そして、サービサーが銀行などから債権を譲り受ける流れを理解すれば、
サービサーが介入することはチャンスである、とわかります。

 

サービサーは、銀行などからただ同然の金額で不良債権を買い取ります。

例えば1億円の債権を100万円で買い取るなど、そんなレベルの金額です。

そして買い取った額と回収できた額との差額が、サービサーの利益です。

 

ですから、サービサーはもともと全額回収できるとは考えていません。

仕入金額より多く回収できれば利益になるのですから。

 

例えばあなたが銀行に3,000万円の負債があり、返済ができなくなったとします。

サービサーに債権譲渡された、という通知があり、サービサーからも連絡が来ました。

もちろん、 「全額返済してください。」 という内容です。

 

しかし、ここからは交渉次第です。

 

当然のことですが、法律的にはあなたは全額返済する必要はあります。

銀行からサービサーに債権が移っただけで、あなたが返済したわけではないですから。

 

ただ、サービサーとのやりとりは、あくまで法律とは別の交渉になります。

返済原資がなく、これしか払えない、と粘り強く交渉すれば、
例えば3,000万円の負債を100万円一括で払えばあとは免除する、
という内容での合意もあり得るのです。

 

サービサーというものがどういう会社で、
どういう仕組みで債権を譲り受けているのかを理解すれば、
これが現実離れしたことではないとわかるでしょう。

 

注意していただきたいのは、法律的にはあなたは全額返済する義務があるということ。

ということは、支払余力があるのに、数パーセントの返済で済むわけはありません。

また、サービサーによっても体質がありますから、対応は会社によって異なります。

 

さらに、サービサーに対して

「どうせただ同然で買った債権だろ!そんなもん、○○円しか払わないよ!」

などと言ったりしたら・・ サービサーがどういう対応をするか、想像できますよね。

 

サービサーを必要以上に恐れることはありません。

かといって、「これで負債を大幅にカットできる!」などと喜ぶのも早いです。

 

結局のところ、状況をしっかり理解して、真摯に対応するという当たり前の行動をしてくださいね、ということです。

 

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道場 明彦
道場 明彦
株式会社
あおい総合研究所
代表取締役
保有資格
司法書士/行政書士/事業再生士補/2級FP技能士 他
経歴
司法書士として4年間で600人以上の借金問題の解決のサポートに携わる。 その後会計事務所スタッフとして、2年間で50社程度の税務、会計、経営相談業務を行う。 売上向上、事業再生コンサルティング会社あおい総合研究所を設立し、代表取締役就任。
趣味
バンド活動
好きな食べ物
蕎麦
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