客単価アップにつながるお通し
2013.06.11 更新
先日飲みに行った居酒屋で、秀逸なメニューがあったのでご紹介します。
メニューというか、お通しなのですが。
その店は多国籍の創作料理屋で、まあいろんなメニューがあるのですが、
お通しが「チーズフォンデュ」だったのです。
「チーズフォンデュ」
ご存知でしょうか?
鍋にチーズを入れて熱し、溶けたチーズに色々な食材を漬けて食べる料理です。
何が秀逸かというと、美味しいとかそういうことではありません(美味しかったですが。)
お通しとして出たチーズフォンデュについていたのは、数切れのパンでした。
一人2~3切れしか食べれません。
まあお通しなので適量でしょう。
当然、鍋にはまだたくさんチーズが残っている。
勿体ないし、美味しかったのでもっと食べたい!
そしてチーズフォンデュは、チーズに色々な食材を漬けて食べるものなので、
単品メニューとして「漬ける食材」が他にもあったのです。
美味しいし、チーズが残っていてもったいないし、追加メニューもあるし・・
そうなると、追加注文するお客が大勢いることでしょう。
ちなみに私は、ちゃんとしたチーズフォンデュを食べたのは多分初めてで、
こんなに美味しいとは思いませんでした。
多分、自分では率先して頼むメニューではなかったでしょう。
それほどチーズ好きではありませんし。
何が秀逸かまとめますと、
①お通しとして出したものが、もう一品追加で頼みたくなるようなメニューになっていた
②お通しとして、「お試し」できるようになっていた
この2点です。
チーズフォンデュは、おそらく男性が率先して頼むメニューではないのですが、
お通しとして出すことで「お試し」してもらう役目になっています。
そして美味しければ、すぐ追加で注文できるようなメニュー。
よく考えられていると思いませんか?
なんとなく「枝豆」とか「塩辛」とかをお通しとして出すよりも、売上に貢献しているはずです。
今回は居酒屋の例だったので飲食店向けの話になってしまいましたが、
①もう一点追加注文したくなるような仕組み
②まずは体験してもらい、良さを知ってもらう
この考え方は、飲食店だけのものではありません。
あなたのビジネスに応用できないか、是非考えてみてください。
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