もしドラ！ もしドラえもんの登場人物がビジネスをしたら
2012.12.13 更新
完全にタイトルだけの出オチ状態ですが。
突然ですが、のび太、スネ夫、ジャイアンの三人がビジネスをしたら、
失敗する可能性、成功する可能性が最も高いのはそれぞれ誰だと思いますか？
私は、失敗する可能性が高いのはジャイアン、成功する可能性が高いのはスネ夫だと思います。
理由は、ジャイアンはお客を無視して自分の売りたい物を売るだろうから
（作中でのジャイアンリサイタルのように・・）。
ビジネスにおいて、一番してはいけないことは、
「自分の商品に恋をすること」
です。
つまり、
「私の商品はとても品質が良いから、絶対売れるはず」
とか、
「とても良いものだから、一度使えばわかってもらえるはず」
とか、要するに独りよがりの状況は最悪、ということです。
逆にスネ夫は頭もよくずる賢いのですが、お客の心理をよく理解しているだろうから
（のび太への数々の嫌がらせはのび太の心理を理解しているからこそできる）、
ビジネスにおいては成功する可能性が高いです。
※のび太はいかんせん能力が低過ぎるので選外です。
ジャイアン状態の人は、そのうち
「なぜこんな良い物なのに売れないんだ！今時の消費者は価値が分かっていない！安い物しか買わない！」
などと考えるようになるでしょう。
そもそものスタートから考えていただきたいのですが、ビジネスはお客ありきです。
「売りたい物を売る」
のではなく、
「お客が欲しがっている物を売る」
と考えるのが正しいのです。
であれば、
「お客となるべき人は、今どんなことに悩んでいて、どう解決してあげれば喜ぶのか？」
「今現在来てくれているお客は、なぜ自分から買ってくれたのか？」
を考えるべきです。
月並みな言葉で言うと、
「お客様の立場で」
ということです。
なお、今回の話を、「抽象的な机上の空論」で片付けないでください。
例えば、営業マンの営業トークを考えてみましょう。
お客の立場で考えている営業マン、自分の商品ありきで考えている営業マン、全く違う営業トークになります。
先日私も複合機の営業を受けましたが・・２か月前に複合機買ったばかりだって言っているのに
新品の複合機を売り込まれました。
買わないですよ、そりゃ。
ちなみにもしお客の立場で考えるとしたら、どんな営業トークをして、その後どんな対応をしたら良いと思いますか？
是非考えてみてください。自分が営業された場合を仮定してみてくださいね。
※ちなみにドラえもんの世界では未来のジャイアンは経営者として成功しているようですね。
人の心がわかるようになったのでしょうか。
