マーケティングの意味・・商品が良ければ売れるか?
2013.02.18 更新
今更ですが「マーケティング」という言葉について説明します。
「マーケティング」という言葉自体は皆さんご存知でしょうけれど、
どういう意味かを理解している人は少ないと思います。
人(学者など)によりマーケティングの定義の仕方が違うのですが、
最近大ブームになったドラッカー先生によると、マーケティングとは
「売り込みを不要にすること」
らしいです。
売らずに売る、ということでしょうか。
ピンと来ないかもしれませんね。
私は、マーケティングという言葉は
「売れる仕組み」
というニュアンスで使っています。
「仕組み」とはどういうことかというと、
例えば人脈に頼ったり、個人の営業力・物量作戦でなんとか買ってもらう、
というものではないということです。
一定のシステムを作り、それを利用すれば誰でも同じような成果を出せるもの、
ということです。
一般的には「マーケティング」は市場調査のイメージで使われることが多いですよね。
該当で通行人にアンケート取ったり。
それは、いわゆるマーケティングリサーチというもので、
マーケティングを構成する要素の一つでしかありません。
まあ、日常的にマーケティングがそのような意味で使われることが多いため、
私は基本的に「マーケティング」という言葉はお客さんには使わないようにしています。
勘違いされる恐れが大きいので。
さて、ここで注意が必要なのは、マーケティングとは、単なる「仕組み」ではなく、
「売れる」仕組みであるということです。
「売れる」とはどういうことかというと、
「お客が何を求めるかを知り、お客が欲しがる商品を提供し、
お客がその商品を入手することができる」
という一連のプロセスを踏むことで、「売れる」と言えるわけです。
単にシステムを作れば良い、というわけではありません。
例えば、最近私はインターネットを利用して、
半ば自動的に見込み客が毎日増えていく「仕組み」を作りました。
しかし、その仕組みを作るまでに、
「見込み客になる人は、一体何を欲しがるんだろう?どういう心理なんだろう?」
と考え続け、何度も文章を変え、レイアウトを変え、
実際に反応をテストし、ようやく軌道に乗せたところです。
決して、
「インターネットという媒体でリリースし、人力に頼らないから売れる仕組みができた」
というわけではありません。
要するに、お客のことをよーーーく考え、
その上でより買ってもらえるための仕組みを作りましょう、ということです。
最悪なのは、自分の商品に恋をすること。
商品が良ければ必ず売れるはず、という考え方です。
お客のことを全く考えていないし、何ら仕組みもありませんよね。
と、書いておきながらあれですが、
たぶんこの記事はあまりウケが良くないだろうな、と思います。
お客さんの気持ちになって考えると、
おそらくこの記事はつまらないし響かない(笑)。
しかし、非常に重要なことなので、あえて書かせてもらいました。
あまり響かなくても仕方ないのですが、
具体的に一つだけ行動していただきたいことがあります。
それは、
「あなたと同じ商売をしている人は他にもいるのに、
なぜ、お客はあなたから買ってくれるのか?」
を考えてください。
そして、できれば実際にお客さんにも聞いてみてください。
それが、お客のことを考える第一歩だからです。
是非、時間を取ってみてください。
今までお客さんのことを良く知らずに、なんとなくビジネスをしていた、
という事実に気が付くかもしれませんよ。
ちなみに、
「お客のことを考える」
とは、
「お客様第一主義」
とか、
「お客様の要望には何でも応える」
という意味ではありません。
このあたりは、また別の機会にご説明しますね。
もっと集客に役立つ情報が欲しい方はこちら