リピーターを増やす最も簡単な方法
2014.08.18 更新
リピーターを増やす最も簡単な方法をご紹介します。
良い商品を提供する。
良い接客をする。
感動を与える。
サプライズを提供する。
そんなことではありません。
まず、良い商品やサービス、接客などは当たり前の話です。
このご時世、そこが劣っていては、そもそも話になりません。
とはいえ、ものすごいハイレベルである必要もありません。
要するに、一般的に満足してもらえるレベルであればOKです。
では、そのような普通のレベルの会社、お店がリピートしてもらうにはどうしたら良いでしょうか?
感動やら、サプライズやらは誰でもできるわけではありません。
また、そのような行動を好まないお客もいるでしょうし、皆が同じことをやっていたら正直
「またか」
となるだけでしょう。
※ちなみに私は飲食店で突然始まる「誕生日のお客へのサプライズお祝いイベント」にうんざりしています。
他の、見知らぬお客の誕生日を一緒に祝えと言われても・・
そういう、特別なアクションではなく、誰でもできるリピーター増加の施策です。
◆思い出してもらう
正解はシンプルで、
「思い出してもらう」
ことです。
お客がリピートしなくなる大きな理由は、
「忘れられてしまう」
ことです。
したがって、忘れられないようにする、思い出してもらう、だけでリピートは増えます。
単純な話です。
もちろん、思い出してもらったところで、それが最悪な思い出であれば、当然リピートはしません。
が、普通に満足してもらえるレベルであれば、必ず一定数はリピートしてくれるはずです。
考え方としては、
①既に何かしらのニーズがあるときに、自分もその選択肢に入れてもらう
か、
②ニーズ自体を忘れているときに、ニーズごと思い出してもらう
ということです。
①の例としては、
お客が
「お腹が空いたので、どこかで何か食べたい」
と思っているときに、あなたのお店が選択肢に入るようにする、ということです。
「何か食べたい」
というニーズがあるときに、あなたのお店が選択肢に入っていなければ、そもそも選ばれようがありません。
忘れられていては、選択肢に入らないのです。
もしそこであなたのお店を覚えていれば、選択肢には入るでしょう。
一定確率で、あなたのお店が選ばれる、ということです。
②の例としては、例えばあなたが、昔はよくエステに行っていたとしましょう。
が、いつの間にか、何らかの理由で行かなくなった。
仕事が忙しいのか、子育てするようになったのか、理由は人それぞれでしょう。
そこに、昔よく行っていたエステから、またお知らせが来れば・・タイミングが合えば、
「また行ってみよう」
と思う人はいるでしょう。
そのきっかけがなければ、自分から思い出して再度エステに行く、という人は圧倒的に少ないはずです。
このように、
「思い出してもらう」
「覚えていてもらう」
というのは、リピート客を増やすには非常に重要なことです。
◆思い出してもらう方法
思い出してもらう方法も、シンプルです。
それは、
「定期的または頻繁に連絡する」
です。
では、どれくらいの頻度で連絡すれば良いでしょうか?
答えは
「多ければ多いほど良い」
です。
例えば、あるマーケティング教材の販売会社は、今まで週刊で発行していたメルマガを日刊、つまり毎日にしたら、それだけで売上が数倍になったそうです。
また、ある靴のネットショップも同様に、メルマガの回数を増やしただけで、売上が数倍になったそうです。
連絡の頻度と、売上アップには確実に関係があります。
理由としては、ここまでお伝えしてきたように
「忘れられない、覚えていてもらえる」
から。
そしてもう一つ、お客が「欲しい」と思ったタイミングにちょうど合う可能性が高まるからです。
いくら覚えていてもらっても、お客が「欲しい、買いたい」と思っていなければ、買ってはもらえません。
連絡の頻度が多いということは、そのタイミングに一致する可能性が高まる、ということです。
結果として、売上が上がる、ということです。
◆連絡する際に伝えるべき情報
とはいえ、どんな内容でも良いから連絡を取れば良い、というものではありません。
頻繁に連絡することの問題点は、
「多過ぎるとうるさがられる」
ということです。
まあ、確かに毎日のように売り込みのDMが来たら、それはもう迷惑行為でしかありません。
メールなら、スパムですよね。
むしろ嫌悪感を抱かれてしまいます。
ですが、例えば新聞は毎日来てもうるさくないし、新聞が毎日来るのは当然ですよね。
この違いは何でしょうか?
それは、
「有益な情報、お客が欲しいと思っている情報を届けているか」
です。
お客は、売り込みの情報ばかり欲しいとは思っていません。
が、自分に役立つ、面白い情報なら、むしろ歓迎してくれるでしょう。
この違いが分からず、毎回
「〇〇%引きです!」
「新製品です!」
とやっていては、お客の反応は鈍くなります。
※それでも忘れられない、という効果はあります。
◆あなたのビジネスでの活用法
では実際あなたがどれくらいの頻度で、どんな情報を送れば良いかというと・・
正直、ビジネスによって違います。
例えば飲食店であれば、毎日のようにニーズはあります。
が、住宅販売会社であれば、不動産は一生に一度買うか買わないかですから、毎日連絡する意味はあまり無いかもしれません。
では飲食店が毎日お客全員にDMを送るべきかというと、そんなことをしていてはコスト倒れになりますし、そんな労力はかけられないでしょう。
なので、方法としてはメールなどのコストがかからない方法を利用するべきでしょう。
逆に住宅販売会社なら、一度売れれば多くの利益が取れますから、もっとコストをかけてアプローチしても良いでしょう。
結局、それぞれのビジネスに合わせてアクションを起こすべき、ということです。
とはいうものの、あらゆるビジネスに使える非常にシンプルなこの考え方、ご理解いただけたでしょうか。
試してみてください。
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