駄文96 糖質
2015.08.05 更新
徒然なるままに駄文を書いております。
駄文100回目を目前に、まさかの一年近く放置してしまいました。
忙しかったんでしょう、たぶん。
最近、糖質制限ダイエットに励んでいます。
これがまた効果てきめんなのですが。
糖質制限について色々調べていくうちに、人類の歴史的な話にも辿り着きました。
なかなか面白い話なので紹介します。
その前に糖質制限ダイエットについて簡単に。
人間が太るメカニズムは、カロリーや脂質の摂り過ぎによるものではない。
糖質を摂ると「インスリン」が分泌され、このインスリンの働きで糖が脂肪に変わる。
また、脂肪の分解を抑制する。
これにより、太る。
だから、インスリンが分泌されないような食事・・つまり糖質を避け、タンパク質や脂質メインにすれば、太らない。
※ちなみに糖質とは、砂糖などいわゆる糖分だけではなく、米、麦、いもなどを含みます。
こんな感じです。
さて、ここからが面白い話なのですが。
いわゆる原始時代、人間は狩猟により生きていました。
肉食中心です。
農耕なんてないから、米や麦などは手に入りません。
糖質は少ない生活でした。
その後、農耕技術が発達し、米や麦が手に入るようになり、糖質というエネルギーの確保が容易になりました。
その結果、人口は爆発的に増え、文明も発達しました。
よく、積極的な狩人タイプを「肉食」、おとなしい人を「草食」なんていいますね。
確かに狩人は獲物を追って殺し、いかにも気性が荒いイメージです。
農耕民族はなんとなくのんびり、穏やかなイメージです。
・・が、本当にそうか?
農耕が発達する前の人間は、獲物を獲って暮らしていました。
そのために、仲間同士で助け合い、また自然の恵みを受けて生活していました。
獲物を獲り過ぎても保存がほとんどできないので、生きるのに必要な分しか獲りません。
想像するよりも、穏やかに生きていたのかもしれません。
一方、農耕が発達すると。
農作物の糖質によりエネルギーの供給が増え、人口が爆発的に増えます。
そうすると、増えた人口の食料を確保するために、土地が必要になります。
開拓します。
でもまだ足りない。
そうすると、他のグループから土地を奪う、という行動が始まります。
争いが起きます。
殺し合いです。
また、農作物は保存ができます。
そうすると、「財産」という考えが生まれます。
持っている者と、持っていない者。
貧富の差が生まれます。
文明が発達し、様々な技術が発達してくると、この差はますます広がります。
その行きついた先が、現代です。
原始時代から考えると人類の歴史は数百万年です。
その歴史の中で、米や麦などが安定して食べられるようになったのはほんの数千年。
わずかな期間で、一気に人類の文明は発展しました。
安定して食糧が得られるようになった一方で、貧富の差は拡大し、戦争が起きる。
矛盾だらけの世界になりました。
こうなった要因は、「糖質」のせいだと言って差し支えないでしょう!!
つまり糖質は人間を争いに導く悪魔の食べ物だと思うのです!
糖質が無くなれば争いも無くなる!
糖質おそるべし!!
・・と、まあおおげさに語りましたが、的外れというわけでも無い気がします。
もちろん農耕のおかげで人類が発展したわけだし、悪者扱いする気はないですよ。
・・で、本日、付き合いで久々にうどん(糖質)を食べたんですが、
やっぱり美味いんですよ糖質。
まさに罪の味。
糖質制限についてはセンセーショナルに色々な情報が世に出ていますが、まずは自分でしっかり調べてみてはどうでしょう。
良くも悪くも、鵜呑みにせずに。
面白いですよ。