将来が不安な銀行員のためのキャリアを考えてみた
2018.12.05 更新
銀行員の将来性について。
最近よく言われていることですが、銀行員は将来性が無い、という話があります。
少なくても、以前のように安定していて高収入、というイメージは無くなってきていますね。
理由はいくつかあるのですが・・
有名なところでは、オックスフォード大学の研究で、AIの台頭で今後20年以内に無くなる職業の中に「銀行の融資担当者」が入っているとか。
また、銀行の統廃合が進む中で、明らかにリストラが進んでいくとか。
そもそも超低金利の中で、銀行は法人向けの融資では儲からず、個人向けの金融商品の販売でなんとか利益を出そうとしているために銀行員が仕事にやりがいが感じられない、とか。
私も銀行の方と話す機会がちょくちょくありますので、実際のところを聞いたことがあります。
もちろん人それぞれではあるのでしょうが、なかなか厳しい状況のようです。
そんな銀行員の将来について考えてみました。
経営コンサルの視点から見た銀行員の将来
私は零細企業向けのコンサルなので、その視点で見てみます。
そもそも、(メガバンクはさておき)地銀や信用金庫などに勤めている方の中には、
「中小企業の経営の手助けをしたい」
と考えている人もかなり多いようです。
確かに、普段から経営者に接する機会があり、経営の悩みなどを聞くことも多いでしょうから、そのような気持ちになるのは自然でしょう。
とは言うものの、基本的に融資が銀行員の仕事ですから、具体的なアドバイスなどもできるはずはなく・・
そもそも最近は個人向けの金融商品の販売などのノルマも増え、なかなかモチベーションが上がらない。
こんなケースが増えているようですね。
では、どうすれば、そのような銀行員はもっとやりがいを持ち、将来の不安も無く仕事ができるのか?ですが。
私の考えでは、
「経営コンサルのスキルを磨いてみては?」
です。
銀行員の、コンサルタントとしての素養
もともと、銀行員はコンサルタントになる素養があります。
例えば、決算書が読めますし、色々な事業に触れているのでビジネスへの感覚もあります。
経営者とも頻繁に接していますので、対応も慣れている。
かなり、コンサルタントとしての下地はある職業と言えます
(ちなみに同じカテゴリとしては、会計事務所スタッフも該当します)。
あとは、実際のコンサルスキルというものを身に着ければ、それほど苦労なくコンサルになれると思います。
実際、元銀行の融資担当で、事業再生のコンサルタントや資金調達コンサルタントとして独立する人もいます。
スキルを身に着けた後は?
なお、コンサルのスキルを身に着けた後はどうするかというと。
まずは日頃の業務の中で、経営者に対して有益なアドバイスをしていくことからスタートしましょう。
もちろん、本格的なコンサルティングというものはスキル的にも時間的にも立場的にも無理でしょう。
それでも、日々の業務でコンサルスキルを活かすことで、確実に経営者の役に立ち、信頼され、やりがいを感じることができます。
さらには、その積み重ねで、コンサルスキルを伸ばすことができます(詳しくは別の機会でお伝えします)。
そうやってスキルを身に着けた後は、銀行員としてさらに上を目指しても良いですし、あるいはコンサルタントとして独立するという道も選択肢としてありうるでしょう。
※別に独立することが正解、というわけではありません。
将来のことを考えると、「選択肢」を増やしておくべき、ということです。
ちなみに、弊社でコンサルを募集するとしたら、元銀行員というのは有力な候補だと考えています。
元々、私も司法書士という、数字に全くなじみのない業界から転身して経営コンサルタントになりました。
それに比べれば、はるかに楽な道のりだと思いますが(笑)
銀行員がコンサルタントになるには?
さて、銀行員がコンサルタントになるには・・ということで、もっと詳しくお伝えしたいことがあります。
例えば、
・どんなスキルを身に着ければ良いのか?
・その方法は?
・コンサルティングの実際のやり方は?
・クライアントは獲得できるのか?
などなどです。
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