アイディア発想法
2012.11.30 更新
会議で、ボスが 「アイディアを出せ!」 と吠える。
参加者は 「う~ん・・」 と頭を抱えるばかり。
ありがちな光景です。
アイディアの出し方、ご存知でしょうか?
アイディアとは、天才的な閃きで出すものではありません。
前提として、 「世の中にあるほとんどの新しいものは、既存のものと既存のものの組み合わせである」 ということです。
全くのゼロから生み出されるものなど、ほとんどありません。
大ヒットしているスマートフォンだって、結局は携帯電話とPCの組み合わせです。
で、あるならば、アイディアの発想方法とは、 「既存のもの同士を組み合わせる」 ということです。
有名な方法に、「オズボーンのチェックリスト」があります。 あらかじめ準備したチェックリストに答えることで、アイディア発想する方法です。
チェックリストは、以下の9つです。
① 転用 新しい使い道はないか?
② 応用 他からアイディアを借りられないか?
③ 変更 意味、色、働き、音など変更できないか?
④ 拡大 より大きくできないか?
⑤ 縮小 より小さくできないか?
⑥ 代用 他のもので代用できないか?
⑦ 置換 他のものと入れ替えできないか?
⑧ 逆転 反転・上下左右・順番など変えられないか
⑨ 結合 合体したらどうなるか?
利用方法は、あなたの扱っている商品を、上のリストの①から⑨まであてはめて考えてみるのです。
例えばマッサージ屋さんが新しい商品を開発するとしたら。
マッサージの新しい使い道・・疲れをほぐすだけではなく他のアピールは?新しいターゲットは?
他業種からの応用・・飲食店の仕組みを取り入れられないか?税理士の仕組みは?
サービスの変更・・リラックスできる音楽と匂いでエステのようなマッサージは?
拡大する・・超ロングコースは?三人がかりで施術しては?
・・などなど。
あくまで思いつきレベルですので、実際に利用するときはもっと頭に汗をかいてアイディアを出してください。
なお、別にこのオズボーンのチェックリストにこだわる必要はありません。 あなたがもっと発想しやすいリストを思いついたら、そちらを使ってください。
要するに、 「アイディアはゼロから考えるのではなく、フック(きっかけ)となるものを用意すれば発想しやすい」 ということです。
是非お試しください。