借入をせずに目の前の資金を調達する4つの方法
2013.01.24 更新
リスケジュールもして、資金の流出はいったん抑えた。
あとは業績を立て直して・・という局面でも、
どうしても目の前の資金が足りなくなることはあると思います。
そのような場合に、借入をせず目の前の資金を作る方法をいくつかご紹介します。
全ての事業者にあてはまるわけではありませんが、
自分に適用できないか、チェックリストとしてお読みください。
①売掛金の回収を徹底する
意外とあるケースです。自分自身も資金繰りが厳しいのに、
売掛の回収にルーズになっている場合です。
相手方が支払ってくれない理由は単に忘れていただけ、
ということもよくあることですので、まずはしっかり督促しましょう。
②休眠資産を売却する
自動車、機械、有価証券など、普段使っていない資産が眠っていないでしょうか。
今一度探してみて、不要なものは売却しましょう。
「これは業務に必要」と思っているものでも、手放してみれば特に必要なかった、
ということはあり得ます。
あるいは必要なものは同業者から譲ってもらえないか、
借りることはできないかなど、考えてみましょう。
③在庫を叩き売る
本来、安売りはやってはいけないことです。
零細企業が安売りをしていると、必ず業績を逼迫させます。
しかし、今回に限っては目の前の資金を作る必要があるわけですから、
例外的に叩き売りをしてでも販売するというのは方法の一つです。
眠っている在庫があるのなら、不良在庫の処分にもなります。
その際には、必ず叩き売りをする理由と、
限定(期間、個数など)であることを明確にする必要があります。
叩き売りの理由を明らかにすることで、お客の
「なぜこんなに安いのか」
という不審感を消し、また、普段は安売りしていないというスタンスを示します。
さらに、限定することによりお客の購買意欲を起こします。
④現在の顧客、失客、過去の見込み客に販売する
在庫がない商売や、あるいは在庫がある場合でも、
販売する相手はまず以下から優先すべきです。
・現在の顧客・・もっともあなたの商品を売りやすい相手、それは現在の顧客です。
DMなどで告知すれば、必ず一定数は購入してくれるはずです。
・失客・・現在は離れてしまったが、過去にはお客だった人です。
現在取引が無いとはいえ、かつてはあなたの商品を購入してくれたわけですから、
まったくの新規客よりも販売はしやすいはずです。
恐れずアプローチしましょう。
・過去の見込客・・見込客とは、あなたの商品に興味はありコンタクトはとったものの
成約には至らなかった人です。
その当時売れなかったとしても、現在は買ってくれるかもしれません。
当時買わなかった理由は、たまたまその時に必要なかっただけかもしれませんから。
特に③、④は歴史のある会社の場合有効なことが多いです。
過去の取引先、見込客のリストもしっかり作成しておきましょう。
リストがない場合、昔の名刺・請求書・納品書等を引っ張り出せば
発掘できる可能性が高いです。
以上、是非お試しください。
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