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糊を売るか、ハサミを売るか

2012.12.22 更新

突然ですが、考えてください。

 

糊と、はさみ。どちらも、何の変哲もない商品です。値段は一緒。
客層、地域等条件も一緒だと仮定して、あなたならどちらの商品を扱いますか?

漠然としていますが、マーケティング的な考え方についての質問です。

 

 

私なら、糊を扱います。

 

なぜなら、糊は消費されて、無くなったらまた買ってもらえるから。

はさみは、そう頻繁に買うものではありませんよね。

購入初回は同じ売上でも、その後のトータルの売上を考えるとはさみと糊は雲泥の差となるはずです。

 

何が言いたいかというと、リピート性のある商品を扱いましょう、ということです。

リピート性の無い商品を扱うと、常に新規の客を追い求め、全く安定しない経営をし続けることになります。

また、新規客獲得は非常にコストがかかりますので、なかなか利益も出にくい、ということになります。

 

とはいえ、どうしてもリピート性の無い商品を扱わざるを得ない人もいるでしょう。

その場合は、商品自体はリピートしなくても、別に関連して売れるものは無いかを探すべきです。

例えばはさみの例ですと、使っているうちに切れ味が落ちますから、研磨というビジネスが考えられます。
美容師さんなどは頻繁に利用しているはずです。

 

考え方のコツとしては、その商品を買って、同時に、またはその後に、買った人がどういう行動をするかを想像してみることです。

そうすると、

はさみ買った→はさみで切る→切れ味落ちる→研ぐ

という発想が出ますし、

はさみ買った→はさみで切る→切ったものを貼りたい→糊も売る

という発想にもなります(はさみか糊かどっちを扱う?という質問でこれはずるいですけど)。

 

重要なのは、はさみ屋だからはさみしか売らない、という考えは危険だということ。

「自分は○○屋だから●●を売る!」というのは、間違っています。

自分が○○屋だと決めるのも間違っているし、○○屋だから●●しか売ってはいけない、というのも間違っています。

結局、買うのはお客さんなのですから、お客が求めるものは売れば良いのです。

もし自社が扱っていなければ、扱っている業者と組めば良いのです。

 

あなたが扱っている商品がリピートできないか、考えてみてください。

 

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道場 明彦
道場 明彦
株式会社
あおい総合研究所
代表取締役
保有資格
司法書士/行政書士/事業再生士補/2級FP技能士 他
経歴
司法書士として4年間で600人以上の借金問題の解決のサポートに携わる。 その後会計事務所スタッフとして、2年間で50社程度の税務、会計、経営相談業務を行う。 売上向上、事業再生コンサルティング会社あおい総合研究所を設立し、代表取締役就任。
趣味
バンド活動
好きな食べ物
蕎麦
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