誰でもできる差別化の方法
2014.05.20 更新
「差別化」しないといけない、ということはあなたもよくご存知でしょう。
他と全く同じ商品やサービスを売っていれば、あなたが選ばれる理由がありません。
そうすると、安い商品にお客は流れます。
安い商品を提供できるのは大企業、資本があってこそですから、我々中小零細企業がマネをすると一気に経営が苦しくなります。
安売りはするべきではありません。
他に選ばれる理由とすれば、せいぜい「近いから」という理由でしょうか。
それも、もし近くに大手の店が進出して来れば終了です。
あなたが選ばれる理由は無くなります。
とは言え、簡単に差別化などできないでしょう。
差別化しないといけないのは分かっているが、方法が分からない。
それが正直なところだと思います。
どうすれば良いでしょうか?
◆誰でもできる差別化方法
誰もが持っていて、他とは絶対に違う差別化ポイントがあります。
それは、
「人」
です。
つまり、商品やサービスに特色は無くても、働いている人・・社長であるあなたや従業員は、あなたの会社にしかいません。
それが、差別化ポイントになるのです。
例えば、あなたも知人がお店をやっていれば、率先して行くでしょう。
あるいは単純に、馴染みの仲の良い店員さんがいれば、そのお店に行くでしょう。
そういうことです。
人間関係は、それだけでも集客の武器になるのです。
◆人で差別化する方法
具体的にどのように対応すれば良いのでしょうか。
各自の人間性任せでは、仕組みとはいえません。
社交的な人はすぐにお客と仲良くなるかもしれませんが、そうでない人にとっては簡単なことではありません。
では、誰でも人間関係を作るためにはどうすれば良いか。
それは、「自己開示すること」と、「接触回数を増やすこと」です。
◆自己開示とは
自己開示とは、プライベートなことなど、自分の情報を発信することです。
例えばあなたがサッカー好きであれば、同じサッカー好きのお客とは話が盛り上がるでしょう。
それだけで親近感が湧きます。
なんなら同じ地域の出身というだけでも、心理的な距離は近まります。
このように、自分の情報を発信することにより、お客に共通点や距離が近まるポイントを伝えることができます。
自分の情報を開示するのは抵抗がある、という人も多いかもしれませんが、非常に簡単で有効な方法です。
◆接触回数を増やすとは
自己開示をして親近感を得ても、それが一年前に一回きりの接触では、当然それ以上に距離が近まることはありませんし、忘れられていきます。
逆に一度の接触は短くても、何度も接触していればそれだけで距離は近まります。
例えば一度も話したことがなくても、毎日電車で見かける人はそれだけで心理的な距離は近いものです。
このように、「接触回数を増やす」ということも非常に重要です。
◆具体的なアクション
これらを踏まえ、「自己開示」を繰り返し行い「接触回数を増やす」ことが重要です。
具体的なアクションとしては、例えばニュースレター。
自社で独自の新聞のようなものを発行し、スタッフの情報を載せる。
あるいは、メールマガジン。
定期的なメルマガでの情報発信の中で、人の個性も出してみる。
もちろん、対面して積極的にコミュニケーションをとっても良いでしょう。
これらにより、お客はあなたの会社の「人」に親近感をもってくれます。
そうすることで、例え商品自体に個性はなくても、あなたの会社が選ばれる理由になるのです。
これは、大企業ではなく小さな会社、それこそ家族経営のようなお店でも充分できることです。
むしろ柔軟に情報発信するという意味では、小さな会社こそ向いているでしょう。
是非自社の「人」の個性を出し、差別化を図ってみてください。
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