スクールの売上アップ・・顧客獲得にどれだけ広告費をかけるか?
2012.03.10 更新
スクール系ビジネスの売上アップについて。
スクールもなかなか競合が多くて大変ですね。
大手が安売りしている業界もあるでしょうし。
ただ、まだまだマーケティングや集客という視点では遅れている業種なので、
しっかりやれば充分差別化できるでしょう。
◆売上アップの方程式
さて、売上アップの方程式から。
このブログの他の記事も見ている方ならわかるでしょうが、
常にここがスタートです。
売上= 客数 × 客単価 × リピート数
売上はこのような要素からできているので、各要素を少しずつ上げるだけで
大幅にアップします。
大抵の経営者は客数(特に新規客)を増やすことばかり考えますが、
そうじゃないんですよ、ということです。
スクール系のビジネスの良いところは、
ほとんどの場合毎月継続課金になっている、という点です。
毎月、すでに決まった売上が自動的に立っているというのは、
リピートし辛い業種からしてみればよだれが出るほどうらやましいことなのです。
その点をまずは理解しましょう。
そうすると、生徒一人獲得ないしは失うことの重要性も見えてきます。
◆LTVという考え方
スクールの場合、一度生徒になればその生徒が辞めるまで
いくらの月謝を払ってくれるか平均が出せます。
例えば、あるスクールでは、平均的な生徒は次のような契約をするとします。
月謝・・8,000円
契約期間・・2年
そうするとこのスクールでは、一人生徒が増えると平均で
19万2,000円の売上になるというわけです。
※あくまで平均です。これより多い生徒も、少ない生徒もいるということです。
これがLTVというもので、顧客生涯価値といいます。
LTVが分かっていれば、顧客一人を獲得するためのコストも戦略的に考えることができます。
◆適切な広告費とは?
では、このケースでは適切な広告費(生徒を獲得するコスト)は
いくらでしょうか?
もちろん、それぞれの会社により事情は違います。
なので、ずばり○○円です、ということはできません。
ただ、スクール系のビジネスは粗利が高い(材料や外注はほぼかからない)
ことが多いでしょうから、生徒獲得にかけられるコストはかなり多く取れるでしょう。
今回の事例では、3~4万円かけることも可能かもしれません。
生徒になってもらって、そこで終わりではなく、紹介で新規の生徒を獲得したり、
あるいは他の商品を購入してもらうという形で売上を作れば、
充分割に合うでしょう。
LTVという考え方を理解して、戦略的に顧客を獲得しましょう。
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